皇牛

別名『幻の和牛』天然記念物の霜降りDNAを受け継ぐ皇牛!

 

幻の肉牛「皇牛」を知っていますか?

 

日本国内で飼育されている黒毛和牛は、約170万頭。

 

 

そんな和牛を検索中、ふと目にした「皇牛」の文字。

 

牛肉をお取り寄せしまくっているお肉大好き女子の私ですが、
最初はこんな印象でした。

 

「皇牛・・・」って?聞いたことないな。
「こうぎゅう」って読むのかな。

 

違いました。
皇牛=「すめらぎぎゅう」と、読みます。

 

なんて、みやびな響き!
さては、やんごとなき血筋を誇るブランド牛なのでは?!

 

そのとおり!
皇牛は、なんと!
日本在来種のレジェンド「見島牛」と黒毛和牛を交配させた牛なのです。
見島牛は、山口県の見島のみで室町時代ごろから飼育されてきた牛。

 

 

天然記念物に指定されています。

 

皇牛のルーツ、黒毛和牛種の基「見島牛」

 

そもそも西洋種の影響を全くうけていない日本在来牛は、2種類しかいません。
口之島牛と、皇牛のルーツである見島牛だけです。
なのでこれらの牛は、天然記念物に指定されています。

 

見島牛は西洋種との混血である黒毛和牛よりは小柄ですが、
その肉質は、筋肉繊維が細かく、脂肪交雑が安定して非常に良い。

 

脂肪交雑→いわゆる霜降り。

 

 

そう!
全世界の人類を虜にしている「霜降り肉」のDNAのルーツが見島牛なのです。

 

でも、そんなに美味しいという見島牛は〜

 

はい残念!天然記念物。
もちろん島内では食べられません。

 

 

島外に出れば天然記念物から外れて、見島牛でも食べられるのですが、そもそも約100頭程度しかいない牛なので、島外に出せるのは、今では年間に数等〜十数頭程度!

 

なにか独自のルートがない限り、牛肉として手に入れることはまず不可能

 

そこで、山口県の食肉関係の方々がこの貴重な在来種と別の種類の肉牛を交配させ、近いものを流通させてくれています。

 

その一つが皇牛なのです。

 

皇牛の味は?!

 

皇牛の肉質は見島牛のものを受け継いでいるので、皇牛も美味しいこと間違いでしょう。

 

早速、皇牛の美味しい口コミを集めてみました!

 

 

皇牛の肉は柔かいのに、肉の旨味がたっぷりあって食べごたえが最高!


 

いただいた皇牛!分厚く切っても柔らかい!美味しい!


 

皇牛の七輪焼きをいただきました。絶品とはまさにこのこと。幸せ〜


 

赤みの香りがスバラシイ・・・ありがとう皇牛。ありがとう岩国。


 

私も最初、サシがすごく細かいと思いました。
なので、全体的には赤いお肉だなーという第一印象。

 

見た目が赤いお肉って、焼くと固いイメージがありますが、
皇牛はとっても柔らかいのが最大の魅力です。

 

おすすめの調理法としては、
脂の融点が低く、あっさりとした味なので、たたきやあぶり焼きなどの軽く炙った系が美味しいです。

 

 

柔らかいので、もちろんステーキもおすすめ。

 

しっかりとお肉の味がして、でも、霜降りで柔らかい
肉好きには、たまりません。
ぜひとも、皇牛を味わいたい!

 

ただし、この皇牛もかなり希少。
なにしろ、種牛である見島牛がそもそも少ないのですから、想像はつきますよね。

 

っちくしょ〜(泣)

 

では一体どこで売っていて、どこで食べられるのでしょうか?

 

皇牛を食べるには

 

ほんっとに珍しい皇牛。
なんてったって、ウィキペディアでも載ってないんですから。

 

なのに、私が目にするくらいなので意外と有名でもあるんだと思うんですよね。

 

それは、山口県である有名な食事処で皇牛を出しているから。

 

山口県岩国市にある食事処「いろり山賊」。

 

 

知る人ぞ知る人気店で過去に数々の情報番組でも取り上げられています。

 

こちらのいろり山賊に行けば、皇牛が確実に食べられます!

 

皇牛が食べられる『いろり山賊』について詳しくはこちら

 

では、日本中いや世界中のグルメが味わえる大都会、東京ではどうでしょう?

 

残念ながら今現在、皇牛食べられるお店はどこにも紹介されていません。

 

どなたか、ご存知でしたら教えていただきたい!

 

天下の東京でも食べられないなんて、そんなお肉がまだあるとは・・・
さすが皇牛。。。

 

外食が無理なら通販でお取り寄せだ!!!

 

と、いうことで、
検索検索。

 

・・・・・・。

 

な〜い〜(泣)

 

通販でも手には入らないようです。

 

考えてみれば、そりゃそうですよね。
東京でも食べられないんだもの。

 

 

皇牛を唯一出荷している、地元食肉卸業者の安堂グループさんのサイトでは
卸している小売店を紹介していますが、
通販は見当たりません。

 

きっと、通販なんてしたら出荷が間に合わなくなるんでしょうね。
仕方ないとしか言いようがないです。

 

なので、もしネット通販などで皇牛が売っていても、
それは極めて怪しいです。

 

だまされないように注意しましょう。

 

手に入らないけれど気になる皇牛のお値段

 

どうやっても地元以外では個人では手に入れることが難しい皇牛ですが、
いくらぐらいで販売されているのでしょうか。
皇牛の価格について調べてみました。

 

 

山口県内で皇牛を扱っている小売店では、
皇牛ローススライス 100g:1,080円
さすがにお高めですが、手が届がとどく!
神戸牛のロースなんて、デパートで100g:2,500円とかします。

 

皇牛の細切れなら100g:400円程度でも販売されているときもあるようです。

 

珍しいとはいえ、そこまでブランドとして浸透していないせいなのか、庶民の私でも買えそうです。

 

もし買いにいけたらの話ですけどね。

 

皇牛の現在

 

皇牛は地元食肉卸業者の安堂グループさんでしか繁殖飼育していません。
そして、主に皇牛を食べられるのは、
山口県岩国市にある食事処「いろり山賊」です。

 

実は、こちらの安堂さんといろり山賊の創業者さんが、地元のブランド牛として作り出したのが見島牛と黒毛和牛をかけ合わせたのが皇牛なのです。

 

今現在では、皇牛と見島牛をかけ合わせ、両方の長所を持つ牛の繁殖を行っているとのこと。
これからの皇牛がどんなに美味しくなっていくのかワクワクしてしまいますね。

 

もはや、和牛は日本を飛び出して、世界の高級肉の代名詞「WAGYU」。
そんな和牛の奥深さを感じずにはいられない、皇牛。

 

皇牛を味わいに今度の旅行は山口県に行きたいです♪